ボランティア

体験談「私が天文ボランティアになったわけ」

現在活躍中の天文ボランティアの皆さんが、ボランティアになった動機や活動の感想を紹介してくださいました。

自分のものごとの見方が広がった(20代・女性)

私はもともと博物館めぐりが好きで、数年前に葛飾に引っ越してきてからは、この博物館や「星空散歩」に時々遊びに来ていました。友人からボランティアスタッフを募集していると聞いて、好きな場所でお手伝いをしたいなと思い応募しました。
入る前、ボランティアスタッフは地元の人が多いかと思っていましたが、実際は区外から参加している方が多くて驚きました。遠くから来る人も多い分、皆さん「できるときに、できることを」楽しんでやるスタンスですので、私も楽な気持ちで参加しています。
活動していて、星を見たお客さまの反応のひとつひとつが印象に残ります。ちいさなお子さん、お母さん、おじいさん.. といろいろな方が、それぞれ違った感想をおっしゃってくださるのが新鮮で、自分のものごとの見方も広がりました。社会人になって、仕事以外の人とかかわることが減りました。また、自然に親しむ機会も減りました。でもボランティアをはじめて、ちいさなお子さんとふれあう機会ができました。それから、星もそうですし、お天気などほかの身近な自然にも関心が向くようになりました。
応募を考えていらっしゃる皆さんの中に「天文のボランティアというと、むずかしそう..」と思っている方はいませんか?そんな不安を持ってらっしゃる方は、どうぞ、一度星空散歩にお越しください。きっと、難しいことはないって、お分かりいただけると思います。

私にもちゃんと役割がある(20代・女性)

私は、おそらく天文ボランティアの中で最も天文の知識の浅いボランティアの一人だと思います。
しかし今や、最も観望会の担当日を楽しみにしているボランティアの一人でもあります。
全く天文に明るくない私が何故楽しく活動できるのか。わからないことや知らない星は先輩が語る勢いで教えてくれるからです。こんなに素敵なものを知ってもらいたい、そんな表情で先輩が語ってくれる時こそ、たくさんの人と一緒に星を見る観望会の魅力が垣間見えるような気がします。
そうしてお客さまばりに先輩に教えてもらうばかりの私ですが、そんな私にもちゃんと役割があります。
それぞれその人にできること、得意分野、参加したいというモチベーション、それらを先輩方は理解して認めて活かしてくれる。それは同時に普段の生活では出会わない嬉しさや自分の長所短所を感じる瞬間でもあります。
そうして一緒に運営の歯車を回していける喜びもまた、ボランティアスタッフの魅力ではないでしょうか。
つまるところ、楽しいから活動を続けられているのだと感じます。一緒に楽しく星空をご案内しませんか。星を見る感動だけでなく、星を見てその感動を共有する楽しさを、さらに分かち合えたなら、これ以上素晴らしいことはないと思います。

「星が好き」という気持ちが、そのままお客様に伝わる(30代・女性)

天文サークルに所属し、以前は遠出をして星空を楽しんでいましたが、最近はそれができなくなってしまいました。そんな時、葛飾区郷土と天文の博物館のボランティア活動を知り、日常の生活の中で星に関われると思い、ボランティアをはじめました。
活動は自分の都合に合わせて参加できます。お客様に「生」の星を見て頂き、一緒にお話したりする事がとても楽しいです。これまでボランティアは「誰かのために○○してあげる」というものだと思っていました。私はさほど知識もなく、そんな事自分にはできないと思っていました。でもこの活動で私自身の「星が好き」という気持ちが、そのままお客様に楽しんで頂く事に繋がっていると知り、また、星を好きになってくれる事にとても幸せを感じています。
応募を考えていらっしゃる皆さん、是非お客様として星空散歩に来て星の事や活動の事などスタッフに色々質問してみてください。今後一緒に活動するメンバーが「どんな人たちなのか」という事がわかりますよ。

お客様と感動を共有。さらに宇宙が近くなる(40代・男性)

学生のころは星空や天文に親しんでいましたが、社会人になってからは自然と疎遠になっていました。2012年は金環日食など大きな天体現象のイベントがあることから、好奇心がふつふつと沸き起こり、いろいろと情報を得られればと考え応募をしてみました。
実際に参加し、新人向け研修の充実ぶりやボランティアが主体となった観望会『かつしか星空散歩』の運営に新鮮な驚きを感じています。皆さんいろいろ考え試行錯誤され、お客様にいかに楽しくわかりやすく伝えていくかを目指されています。『宇宙・天文の感動をお客様と分かち合い、一緒に楽しみたい』という気持ちに溢れていると感じました。
お客様の感想も新鮮です。詳しい方から興味深々の小学生、郷土の展示見学ついでにふらっと立ち寄られた方まで。望遠鏡の動きや月・惑星の姿に「スゴイ」「綺麗に見えた!」など感想を耳にするたび、お客様が天文・宇宙へ好奇心を持ち、感動する場に居合わせたことに喜びを感じます。
いつの間にか、自分自身も学生のときよりもずっと積極的に宇宙・天文と向き合っているように思います。週末のちょっとした時間に、お客様と感動をわかちあう体験を是非!

25cm屈折クーデ式望遠鏡の世界(40代・男性)

観望会の中心となる当館の望遠鏡は、25cmED屈折クーデ式です。これに惹かれて天文ボランティアになった人もいます。口径25cmは特に大口径と言うわけではありませんが、屈折式としてはこれだけ大口径のものは珍しいと思います。木星や土星、アンタレスの伴星、球状星団など、屈折式しかもF12と余裕の口径比ならではの像に感動させられます。
クーデ式で覗きやすい点も重要です。一般のお客さまに天体観察の素晴らしさを自信を持って伝えられます。観望する天体はボランティアの話し合いで決められ、時には観察する天体の事前調査などのためにボランティアによる観望を行うこともあります。当館のボランティアになって25cm屈折クーデが身近になりました。

天文ボランティアの広さ、深さを感じる面白さ(40代・男性)

これまで、私がボランティア活動というものをしたのは養護学校への訪問くらいのものでした。
ニュースなどで見たり聞いたりする『ボランティア活動』は、「堅い」だとか「ルール」だとか、「規則」や「資格」というものが必要だというイメージを感じることが多いのですが、当館の天文ボランティアの参加に必要とされることは、楽しく、感動を分かち合うということでした。
実際、活動を始めてから感じた『ボランティア活動』は、まず自分が楽しいだろうと思えることを考え、それをお客様と一緒に楽しむ、ということでした。
活動をするときに不安だったり、知識が足りなかったりした時もありましたが、ボランティアの先輩方の知識に深さを感じ、その幅の広さに助けられることもよくありました。
やがて、私も、お客様と一緒に楽しく星をみたり、宇宙の話などをするようになりました。
先輩がお客様と話すことを耳にしたり、講座を開いているときに一緒にそれを学んでみたり、全てが勉強になり、全てが楽しみに変わっていきます。
もちろん大変だと思う事も、そして体力的、精神的に、負担になるかも知れないこともあるかも知れませんが、週末にお客様と一緒に過ごす時間は、私にとっては、楽しく、リフレッシュすることができ元気になれる時間だったりします。

予想以上の楽しさで、仲間も増えた(50代・女性)

子育てが一段階した頃、目にした「広報かつしか」の天文ボランティアの募集。はるか昔、高校の天文部で徹夜していた頃を思い出しました。久しく星空から遠ざかっており「今さら遠出の観測は体力的にもきつい、でもこのボランティアなら、自転車で行ける範囲で、夜遅くなく星が見られる!」と思い、応募しました。
忙しくなって休会した時期もあったのですが、ボランティアへの参加は、予想以上の楽しさです。望遠鏡でいろいろな星を見たり、先輩ボランティアの詳しい星の話を聞けたりで、まわりが星好きな仲間いっぱいになりました。星空散歩の案内の他にも、星の話のプレゼンテーションやイベントへの協力など、ボランティアの皆さんは、それぞれ自分なりの楽しみ方をしているようです。
星好きの皆さん、是非ボランティアに参加してみませんか?星仲間としてお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

間口が広くて、深い活動(50代・男性)

参加してまだ半年ですが、楽しんでおります。参加してわかったことは間口が広くて、そして深いこと。事前の説明で、「天文の知識は必須ではありません。」と聞いて、「本当かな?」と思ってましたが、本当でした。いろいろな内容があり、自分に合った参加ができるようになっていました。天文の知識が全くいらないものから、深い知識が必要なものまでそろっている感じですね。お客様を誘導するだけでもOKですし、大勢のお客さんを前に詳しい解説というのもやろうと思えばあります。自分のしたいこと、できることを伝えるとサポートしてもらえる感じですね。参加回数も私のような月に1回弱程度から、ほぼ毎週参加されているのでは?と思う方までいろいろでした。
博物館には大きな望遠鏡があり、ボランティアが操作しますが、案外操作簡単でした。これはちょっと意外でしたね。小さな望遠鏡の方が難しいです。大型の望遠鏡はコンピュータ制御で、キーボード入力だけで、目的の天体が導入できます。そのコンピュータが旧式なのはちょっとだけ驚きましたが…。
ほかに講演会などのイベントもいろいろあり、プラネタリウムも何回みても自由です。星や天文の勉強したければ、その機会もあるってことですね。これからも月1回のペースで長く続けて行こうと思っています。

最高に楽しくて、週末が待ち遠しい(70代・男性)

今年古稀(70歳)を迎えました。天文ボランティア約65名の中で最年長です。大変楽しく参加させていただいています。5年前にリタイアしてから、いろいろと新しい事に挑戦してきました。さて、次は何に挑戦しようかなと思っていたところ、愛妻がネットで天文ボランティアの事を調べてくれ、応募し、仲間にしていただきました。
子供の頃から、宇宙には大変興味があったのですが、きっかけがなく、星の事は、北斗七星しか知らず、オリオン座も何も分かりませんでした。今は、少しずつ星座の名前や星の名前も覚える事ができるようになり、望遠鏡で夜空を覗いて、遠い宇宙に思いを馳せています。
また、天文ボランティアの皆さんと知り合いになることができ、活動も、活動のあとの打ち上げも最高に楽しくて、週末が待ち遠しい今日このごろです。